毎日何人もの男とセックスする生活は私の心も身体もすり減らした。この業界じゃもう年齢は若くないし、風俗嬢という仕事は長くやってると心が病んでいく。仕事が仕事だからそうなるのも仕方ない気がする。普通の神経じゃやってられない。
私もストレスが限界になり最近は薬を飲まないと仕事ができない。幸いリピーターのお客さんが沢山いてくれるおかげで人気も常に上位をキープし稼ぎは申し分ない。しかし一方で寂しさや孤独は日々強くなっていく。セフレならいるけど本命の彼氏は長い間いない。
セフレといっても逆援助してる相手だけど。
風俗嬢やってると見返りなしの恋愛とか恋人とかいらない。お金や身体を差し出してこそなんぼでしょ。無償の愛情とか私にはわからない。
そのセフレと知り合ったのは出会い系サイト。年齢は2こ下で26歳。仕事は美容師をしている。初めて会ったその日にエッチした。
最初は普通にカラオケに行きそこでかなりお酒を飲んでしまいフラフラになり彼に介抱されながらラブホに行き半ば強引に性交渉を迫られた。服を着ている時にはわからなかったけど適度に筋肉がついていて普段から鍛えているらしく腹筋も割れていた。それにセックスの相性がピッタリで顔もタイプ。
そこで私の方から
「お小遣いをあげるからこれからも定期的に会おう」
と誘った。
それから毎週のように会ってはお金を払い逆援助セックスする関係に。
お互い音楽が趣味でお酒が好きなので週末はクラブへ行って大騒ぎしたり、お酒を飲みながらたまに私の愚痴を聞いてもらったりしている。彼とはお金を払って割り切りで会う相手だけど彼と過ごす時間は日々疲れ切った私の心を癒してくれるホスト的な存在。そんな彼の為ならお金を差し出しても惜しくない。それぐらい私にとって価値のある魅力ある男。
いつもお客さんとセックスしてる最中もどこか冷静な自分がいてわかりやすく例えるなら幽体離脱してるような感じ。今、目の前のおじさんと私がセックスしてる姿を天井からもう一人の自分が見てるような感覚。なのに彼とのセックスは本気で夢中になれた。
どんどん会う回数も増え貢ぐ金額も次第に膨らんでいった。
武雄市在住 28歳 風俗業
