佐世保市の人妻、沙織さんが好きだ。
「彼女にするなら沙織さんのような個性派がいいな」
「すぐ見つかるわよ。私のような女、佐世保にいくらでもいるよ」
そう謙遜するが、鼻にかかったその言い方は「簡単に見つからないわよ、私のようないい女」と言っているようにも聞こえる。謙遜と虚勢、色艶と地味、清楚と奔放がバランスよく入り混じった個性的な女性だ。出会い系サイトで知り合ったが、掲示板にも彼女のギャップを伺わせる文章があり、すぐに惹かれた。沙織さんに一途になったきっかけは見た目より、そのギャップだった。
「フルタイムで働いてますが、副業でアフィリエイトやってま~す。でも全然儲からないの。誰かお詳しい人ご教授してね」
派手目のワンピースを着て艶やかな表情を浮かべた人妻と「アフィリエイト」がつながらない。ネットで金を稼ぐには地味な努力と根気が必要だが、そんなことに心血を注ぐ女性には見えない。俺も数年やっているが稼げても月に五千円程度にしかならず、お酒を飲みに行ったら消える。
「沙織さんがアフィリやろうと思ったきっかけは何?」
ウインナコーヒーを二人でいただく。その店はウインナコーヒーが有名。休日には待ち行列ができるほどだが、その日は平日で比較的空いていた。
「ブログやってるママ友が稼いでいるみたいなの。パート代よりお金になるらしくて仕事辞めたのよ」
「それでどうなの? 収穫のほうは」
「一日に五円とか七円とかせこい収入にしかならないわ。ねえ、どうやれば儲かるの? 君もアフィリエイターなら教えてよ」
「地道にアクセス数を増やすしか手はないよ。この世界に王道はない」
「だったら儲け方を指南する情報サイト知らない?」
「なんでそんなに儲けたいの」
「あの女を見返してやりたいの。私よりいい女だから」
アフィリエイターにはあまり向いていないと思われる。情報サイトに載っていることを鵜のみにする人は大成しない。自分の頭で考えるしかない。
「その女性は旦那以外に恋人いるの?」
「いないと思う。堅実なタイプだから」
「その観点でいうと、沙織さんのほうがずっといい女だよ。型にはまらず、自由なところが」
甘い目で見つめると、照れくさそうにうなずいた。
沙織さんは貧乳で、気持ちよくおっぱいモミモミできない。でもアソコは潤いたっぷりで膣圧が凄い。
いろいろとギャップのある人妻だ。