パンパン! パンパン!
バックで挿入し、激しくピストン。
「ああっ・・・アンッ! アンッ! ・・・ハァンッ!」
だんだん膣の締まりが強くなってきている。
理沙の絶頂が近づいている。
射精も近づいている。精液はすぐそこまであふれてきている。
乳から手を離し、尻の肉をつかんでさらに激しく突く。
パンパンパン! パンパンパン!
バスト八十三の乳が揺れる。
ベッドもきしむ。
傾きかけた体を立て直そうと理沙が手を伸ばすとヘッドボードの人形が倒れる。
「アッ、・・・アッアッ・・」
理沙の絶頂まで持ちそうにない。
「ごめん! でるぅ!」
また乳を揉む。
射精後、理沙の上体が斜めになり、ペニスが抜ける。
そのまま理沙の背中に倒れこむ。
理沙は出会い系で知り合った新しいセフレだ。
翔子という彼女がいるけど、少々不満があって浮気した。
今では理沙の方が自分に合っていると思う。
理沙も望んでいるので、近々翔子とは別れるつもりだ。
「彼女とは別れた? まだ?」
ブラをバストにはめながらそう聞いてくる。
「今度話しつける」
「私とだけ付き合ってね。お願いだからね」
「わかってるよ」
俺も性欲が強いほうだけど、翔子もすごかった。
前戯はあまり望まず、さっさと挿入されて膣や子宮をかき回されるほうが好きな女だった。
しかし俺は前戯にたっぷり時間をかける。
ある日のセックスで翔子の小陰唇を舐めていたらこんなことを言われた。
「しつこいんだよね。いつまでもネチネチとさ」
前戯に時間をかけるのは持続力に自信がないからだ。早漏気味なのは昔からのコンプレックスで、それを克服するために前戯が得意な男になろうと思った。翔子の場合も前戯を大切にした。それはうらを返せば愛情表現でもあるはずだが、翔子はそれを「しつこい」とけなす。切れた俺は出会い系に登録し、他の女を探すことを決めた。
登録したのは、質のいい女の子がそろっていることで評判の某大手出会い系サイト。
ちょうどポイントが倍になるというキャンペーン中だったのでそこを選ぶ。
相手はすぐに見つかった。
理沙は質のいい女かと問われると何とも言えないが、俺とセックスの相性がいいことは確かだ。
性欲は普通で、前戯が好きで、自分が絶頂に達しなくてもあまり文句は言わない。
今のところセフレだけど、恋人に発展しそうな予感もある。
実は俺も理沙も、そして翔子も真庭市の住民。
田舎だし意外にせまいので、誘い方には注意した。
最初の頃は理沙の家の近くまで行って車に乗せ、遠く離れたラブホテルまで遠征していた。
でも翔子との別れを決意してからはそんな面倒なことはぜず、理沙のアパートでセックスしている。
出会った頃は翔子のことは内緒にしていた。
でも女の勘というのかな、他に女がいるでしょうと追及され白状。
一度は別れ話まで出てきたけど、翔子と別れることを約束して事態は収拾。
セフレだから俺に彼女がいようがいまいが関係ないと思うけど、理沙は納得しない。
私以外の女としてほしくないと主張する。
二人がこれから恋人に発展かもしれないと考えたのは、理沙の態度にセフレ以上の何かを感じたからだ。
シングルベッドだから二人同時に服を着るだけの空間がない。
俺はブリーフだけはくとベッドから離れ、カーテン越しにさしてくる西陽を見ながらシャツを着た。
セックスの相性って、とても大事だと思う。
性格が合わないと人間関係がうまく行かないことがあるけど、セックスも同じだ。
充実したセックスライフを送るためには、相手選びがもっとも重要。
今の彼女と合わないなと思っている君、出会い系で新しいパートナーを探すのも手だ。
君にふさわしいセックスのお相手が必ず見つかるはず。
翔子には、これから別れのメールを打つ。