出会い系サイトで、いわゆる筆おろしの手ほどきを人妻に頼みました。20歳を過ぎても一向に彼女ができそうにないし、仮にできたとしても、このままでは童貞が原因で振られるだけだと思い、よくあることですが焦りもありました。
モテるとはとうてい言いがたい友達は、風俗店で童貞を捨てていましたが、それなりにお金がかかることも、そういう店を利用することも、自分としては抵抗がありました。
そこで、ダメ元で出会い系サイトの掲示板で童貞の手ほどきを頼むことにしたのです。「慣れてそうだ」という理由で、人妻歓迎の条件も入れてみました。「いいカモだ」とばかりに業者やらポイント稼ぎやら、からかいや冷やかしのレスしか来ないかと思っていましたが、普通のちゃんとした女性らしき人からもレスがありました。
しばらくやりとりを続け、率直に思いを打ち明けながら、相手を選んだ結果、杉並区に住む30代の人妻の自宅にお邪魔することになりました。いざ実行する時は、緊張しすぎてやたら汗をかいていたのと、そのせいか最後までいくことができなかったのを覚えています。
普段は、妄想ですぐに射精に至るのに……。
マスターベーションのしすぎが原因で、射精に至るのが遅くなることがある、という話を思い出し、恥ずかしい気持ちが募りました。相手の女性は、怒るどころか、最後までいかなかった僕に「私ばかり気持ち良くてごめんね」と謝っていましたが、僕の方が申し訳なかったです。
もう一度、また会ってお願いできないか頼んだら、快諾してくれたのがうれしかったです。
結局2回目で無事、童貞は卒業できました。彼女は、いわゆる童貞好きというわけではなく、手ほどきは初めての経験だったそう。本当かどうかは分かりませんが、彼女自身も旦那さんしか知らなかったそうです。そして、彼女の旦那さんもまた、彼女と付き合うまで、風俗店以外での女性経験は皆無だったという話でした。
「わたしが男だったらそうしていたかもしれないけれども、正直、旦那が風俗店を利用していたのがかなりショックだった」という彼女。
「店で童貞を捨てることに抵抗感がある」という意見に共感して、協力しようと思ったそうです。
セックスで満足することが少なくなってきたけれど、初々しさと強引さで久々に興奮したと恥ずかしそうに言ってくれました。
お世辞かもしれないけれど、自信を持つことができました。
