平気で割り切りをする人妻

平気で割り切りをする人妻

俺、W不倫している。

大阪に住んでいて、2週間に一度上越市の人妻に会いに行く生活をもう一年以上も続けている。
遠距離恋愛ならぬ遠距離不倫だ。
この物理的距離は、安心して不倫を続けるのに適当だと最近思う。

昔仕事で上越市に行ったとき、出会い系の人妻と割り切りセックスをした。
パートを辞めて少しお金が欲しかった、いうのが理由だった。
自分は仕事に向いていないから、他の仕事を探す気はないと言う。

掲示板の写真を見て、なるほどなと思ったよ。
そのキツネ目のうりざね顔は、汗をかいて働くなんて似合いそうになく、どこか個性の強さを感じさせた。

そのくせ平気で割り切りをする。
 
仕事は嫌いだけどセックスは好きなのだろうか。
相当なヤリマンだと最初は思った。

でも会ってみると、ほがらかで優しい女性なので驚いた。
ヤリマンどころか、まるで処女のような清潔感すら感じられる。

「本当に人妻なんですか」

「そうですよ。結婚3年目です」

「綺麗だね・・・貴女の何もかもが綺麗に見える」

「そんなこと言われたの久しぶり。最近は夫も言ってくれない」

彼女は平凡なプレイがお好み。
人妻相手だとなぜかアブノーマルなことをしてみたくなるが、首をふってイヤイヤした。
普通に抱いて、普通に挿入して、果てるしかない。
味気のない、まるでマンネリ夫婦の営みのようなセックスだった。

でも彼女とまた会いたい、と強く思ったよ。
毒されていない、純なところに惚れた。
ありきたりのセックスも逆に新鮮だったし、本当に婚姻関係にあるような錯覚を覚え、安定した快楽を得ることができる。
出会い系の人妻とこんな関係になるのは珍しいことだった。

「ここまで通ってくるから、また会ってほしい」

「遠距離恋愛する気?」

「できればセフレになってほしい」

「セフレって何?」

「セックスフレンド・・・」

「遠距離セフレか。おもしろいね」
 
小声でくすくす笑う。

まだ結婚3年目だけど、不倫願望はあると彼女は言う。
既婚の女友達も同じような願望を持っているらしい。

「でもね、近所に住む男性はイヤなの」

つきまとわられたり、夫といるときに町中でばったり会ったりするのが嫌なのらしい。
だから遠距離恋愛は大歓迎なのだそうだ。

それから俺の長距離不倫行脚が始まったわけだ。
万が一妻にから追及されたときの口実に、部長印の入った偽造の出張命令書も用意している。
金曜日の午後有給をとれば、夕方には直江津につく。
それからビジホで彼女と甘味な時を過ごし、翌朝には大阪にとんぼ返り。
けっこうハードでお金もかかるけど、安全を買うと思えば安いもの。

それにメリハリもつく。
大阪にいるときは妻以外のことを考えず、上越に来たら一心不乱に彼女にのめりこむ。
この国には俺という男がふたりいるのだ。

彼女とのセフレ関係、当分やめる気はない。

彼女は第二の妻だ。

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